イーズパッションでは野菜にこだわります。
なぜ野菜にこだわるかというと、とにかくお客様に元気で綺麗で健康になってもらいたいから。
もちろんイタリアンレストランですから美味しいパスタやピッツァにカルパッチョ、お肉、お魚にドルチェまで素材にこだわり、心を込めて調理しています。
中でも特にお客様に届けたいのが新鮮なお野菜です。
健康で、綺麗に、元気になるためには野菜が必要不可欠な食材です。その3つのポイントを今日はお話しますね!
〈Point①活性酸素が多くの病気や老化の原因〉
私たちは普通に生活しているだけでも病気や老化の原因で猛毒でもある活性酸素の脅威にさらされています。外に出れば紫外線。呼吸で取り込む酸素も活性酸素になり得ますし、知らず知らずのうちにとってしまう食品添加物、放射線、化学物質、タバコなどはすべて活性酸素の原因です。
そもそも活性酸素とはなんなのでしょうか?
活性酸素とは化学的にいうと酸素の電子が一部かけて、反応性が高くなった酸素分子のことです。反応性が高いというのは、ほかの物質と結びつきやすいということです。活性酸素がほかの物質と結びつく反応のことを酸化といいます。鉄のサビで説明しましょう。頑丈な鉄でさえ、空気(酸素)にさらされ続けると酸化して錆びてボロボロになってしまいます。活性酸素によってこれと同じことが人間の身体でも起きているのです。鉄が酸化されて朽ち果てるのと同じように細胞や遺伝子が酸化され、老化や様々な病気を引き起こし最後には死に至ります。
〈Point②病気のメカニズム〉
活性酸素は、その強烈な毒によって外界から体内に侵入してきたウィルスや細菌を撃退する大切な役割を担っていますが、必要以上に活性酸素が増えると健康な細胞まで酸化させて老化や病気をもたらします。
例えば、血液中のLDLコレステロールが酸化されると血管が傷つき動脈硬化が加速し、高血圧、心筋梗塞、脳卒中などを引き起こします。膵臓にあるβ細胞が酸化されると血液中のブドウ糖の取り込みを助けるインスリンが生成されにくくなり糖尿病を発症します。細胞膜の脂質が酸化すると過酸化脂質という猛毒に変わります。過酸化脂質とタンパク質が結びつくとできる老化色素(リポフスチン)は老人性のシミやシワを引き起こし、脳に付着すればアルツハイマー病の原因のひとつです。また、過酸化脂質は皮膚の機能を低下させ、アトピー性皮膚炎を引き起こします。癌も遺伝子(DNA)が活性酸素で傷つことで発症します。
つまり、活性酸素は老化や、癌、心臓病、高血圧、糖尿病、生活習慣病、リウマチ、アルツハイマー病、アトピー性皮膚炎など多くの病気に関わっているのです。
〈Point③なぜ野菜なのか?〉
野菜は生まれてから毎日毎日、朝から晩まで紫外線を浴び続けているのに癌になりません。それはなぜか?野菜には紫外線などによる活性酸素を消去する働きをする物質が多量に含まれています。これを「抗酸化物質」といいます。野菜は抗酸化物質の宝庫です。野菜をたっぷりと食べて、体内に抗酸化物質を取り込んでおけば活性酸素を撃退して病気を予防することができ元気で若々しく綺麗をキープすることに繋がるのです。
野菜に含まれる抗酸化物質にはたくさんの種類があります。代表格はファイトケミカルです。ファイトケミカルは植物が紫外線や害虫などから、身を守るために作り出す物質の総称で、野菜の色、香り、苦味などを構成している成分です。
トマトのリコピン、ほうれん草のルティン、人参や南瓜のカルテノイド、大豆のイソフラボン、緑茶のカテキン、玉ねぎのケルセチンなどファイトケミカルは身近な野菜や果物、豆類、お茶などにたっぷりと含まれています。
ファイトケミカルの種類は1万種以上にのぼり、そのそれぞれが多様な働きをします。例えば、癌に対しては①遺伝子を傷つける活性酸素を消去する②発癌物質を解毒する③癌細胞の成長、増殖を抑える④免疫力を強化する などが挙げられます。
野菜には他にも、ビタミン類、グルタチオンなどの多種類の抗酸化物質が含まれています。これらが連携することによって大きな力を発揮して老化、動脈硬化、糖尿病、夜行血圧、高脂血症、アレルギー性疾患、アルツハイマー病などの原因である活性酸素を消去してくれるのです。
以上のように野菜には私たちの体を元気に綺麗に若々しく健康になるための成分がたっぷり。特に、ハウス栽培などではなく、路地栽培でたっぷりと紫外線を浴び、農薬や肥料によって守られた環境ではなく、自然に近い状態で育った野菜には、よりたくさんのファイトケミカルなどの抗酸化物質が含まれています。
イーズパッションでは、自然栽培で育つ固定種の野菜を心を込めて調理して、お客様に届けます!
参考文献 最強の野菜スープ 前田浩著
飯能美肌イタリアンレストランイーズパッション オーナーシェフ鈴木栄治
野菜のこだわりとコンセプト